【恋愛心理】好きな人、パートナーと良い関係性を保つために(バランス理論)
主体者、他者、対象物とした時、3つのバランスを保とうとする人間の心理状態について心理学者のフリッツ・ハイダーが提唱したバランス理論(社会心理学)があります。
例えば、あなた(主体者)と恋人(他者)が良い関係性にあり(+)、二人ともキャンプ(対象物)が好きな場合(+)、3つのバランスは保たれており均衡状態(良好関係)と言えます。
一方、例えばあなた(主体者)と同僚(他者)は同じ実力であり、出世レースで競合している中(-)、思いもよらずゴマすり人間が上司(対象物)のポストに就任したとします。この時、3つのバランスは不均衡状態(悪い関係)と言えます。状況を打開しようとする為、あなたと同僚は協力(-から+へ改善)し、二人で上司に対して対抗しようと結束を深めることで均衡状態を保とうという心理状態に変化していきます。
分かったようで理解が難しいのですが、この考え方で「あなた」と「相手」との関係性を向上させたり、良き関係性を維持させることが可能だと考えられます。
好みが「同じ」場合、相手を「好き」になる可能性が高くなり、好みが「違う」場合は相手を「嫌い」になる可能性が高くなります。
相手を受け入れたい、相手と良い関係になりたいと希望するなら、まずは相手の好みを「好き」(肯定)になりましょう。極端に無理をするといつか自分の気持ちが破綻する可能性があります。ではどうしたらよいか?少しでも相手に歩み寄る気持ちを持ってみてください。次第に関係性は向上していきます。
好きな物を否定されたり、反応が適当であったり、まったく興味ない!と突き放されると(表現、話し方、態度など)どう感じられますか?
好きになってお付き合いされているお二人、結婚された方々であれば共通点も多いはず!好みの違いは少しでは?全く同じ人間でない二人が良い関係を保つために、相手と相手の好きな物を肯定し歩み合う、優しい心で接してみてはいかがでしょうか?