【癒し】店長がバカすぎて(著者: 早見和真;2019)

タイトルがキャッチーで思わず手に取るこの一冊。

大きな心で?スタッフを包み込む、まさに寛容の精神なのか、それとも本当に見えていないのか?愛すべき店長と、28歳独身女子で自分の置かれた状況に落胆し常に尖っていた主人公が、良き出会い、認め肯定されることで輝きはじめるという、多くの人が抱えるモヤっとした気持ちを爽快に描いている一冊。と、分かったような、分からないようなコメントをしましたが、とにかく毒々しさに目を覆いたくなりつつ、思わず笑って突っ込みを入れてしまう作品です。最高に好きな一説は「第4話」の店長の一言。まさに「愛」を感じます!

「悩みがあるなら絶対に言ってください。1人で抱え込むことは許しません!谷原京子さんに限りませんよ。ここにいる皆さんは一人残らず私の娘であり息子です。悩みは必ず打ち明けてください!それをしてくれないのは私という父親の存在そのものに対する否定です」(笑)裸の王様ですか!?

新!店長がバカすぎて(2022年)も早く読んでみたいです!