【婚活・女性】31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる(著者: 御手洗直子;2012)

2024年最初の投稿は昨年、12月3日に投稿した「オクテ女子のための恋愛基礎講座」の著者が絶賛していた書籍。

BLとはBoys Love(ボーイズラブ)の略だと初めて知りましたが、BLマンガ家の著者、御手洗さんが6年付き合った彼と別れたことをきっかけに、猛烈なネット婚活(今でいうマッチングアプリ)の結果、妥協ではなく本当の自分でいられる最適なパートナーと結婚したという内容が面白おかしく書かれています。職業柄もあるのかあまり外出するのは好きではない!婚活も長くは耐えられそうにない!だから1年以内に結婚する!と「目標を立てた」という点は成功の要因の一つだと感じました。素敵な相手に街中で肩が当たって、、、落とし物を拾ってもらったのをきっかけに、、、という、空想のような出会いを「ただ待つ」のではなく、失敗を繰り返しながらも諦めない事の重要性をあらためて感じました。それでも女性には1日300通もメールやコンタクトがあると、流石に疲れそうですね。

当初は「年収1,000万以上」、「ルックス、背景がハイスペックな方」とデートしていたようですが、少々難ありな方が多かったようで(人によるとは思います)、年収の条件を下げた結果、良い方々(フィーリングの合う方)と出会えるようになったようです。しかしここからがすごいと思いましたが、300通のメールから30人ほどに絞り、10名以上の方々と月に2回ほどデートしながら相手を見極めるという事が7ヶ月続いたようです。サイトの登録料は女性なので安いのでしょうが、デートに掛かる費用も毎回、相手持ちというわけにもいかず、洋服代、デート代、交通費と毎月7万円ほどの出費があったと書かれていました。御手洗さんのように一人でガンガン活動できる方は(途中からマンガのネタとしても活動していたようですが)300通のメールをさばき、毎月のデートにも奔走することもできるのでしょうが、普通、ここまでやれるでしょうか?手前味噌ですがそういう意味では結婚相談所ってリーズナブルって思ったりします。相談したり初回のお見合いセッティングもお任せできます。相手がどんな方か、プロフィールに嘘が書けないので分かりやすい。

最終的に2人に絞った中で御手洗さんが選んだのは31歳プログラマー、ゲーマー、デートでマンガ喫茶に誘ってくるけど、「同じ空気感で、自分が自然でいられる相手」でした。その後、2か月の交際を経て結婚を決断されたようです。(結婚を前提にしていたのと、色々な人を見てきたので決断も早かったのでしょう。もっといい人が現れるのでは?と考えるのではなく現実的ですね。)

御手洗さんの成功要因として「1年という目標を立てた」「色々な人と会ってみる(とにかく多くの人・いつも通りの自分のタイプ以外の人も!)」「会う機会を増やす」「同じ空気感、自然でいられるか人かどうか見定めた」という点が大きいように思いました。婚活されている方々の中には、俗にいう「草食系」も多いと思いますが、御手洗さんは女性だろうが自ら「結婚しよう!」と話した事も成功要因と思います。我々、結婚相談所のカウンセラーは御手洗さんのような目線で会員さんにお話ししていることが多いです。結婚はスタートなので中長期的に見た時、”ずれ”が生じないよう、違いを認め合う事の重要性、結婚観、各々の家庭、子供や将来設計に関する「すり合わせリスト」も用意し、できるだけ失敗しない結婚に向けたサポートをしています。

この本を読んで「まずは何かしら始める事!」の重要性、そして困ったらHappiness Labに相談してもらえると嬉しいです!