【ビジネス】時間革命 1秒もムダに生きるな(著者:堀江貴文;2019)
元・ライブドアの社長、言わずと知れたホリエモンこと、堀江貴文さんの著書を拝読しました。
時間に関する書籍は数多くありますが、その多くは時間だけは平等に存在するという考え方です。故にその時間を自分の為に大切に使うべきだというお話になります。
堀江さんらしく非常にキャッチーな内容で分かりやすく論理的で無駄がない。少々角が立つと感じられるかもしれませんがそれすら啓発の為の表現と思います。忙しいと仕事をしているその内容は仕事の本質なのか、それとも単なる作業なのか。シンプルに考え、即実行、スピード感を持って仕事する事は自分の時間をコントロールすることに役立ちます。捻出した時間は自分の為、家族の為に使う事ができると思います。
自分が楽しいと感じている時、例えば遊び、好きな相手とのデート、家族との時間など、何かに”ハマっている”その時の集中力は高く、時間はあっという間に経っています。今、従事している仕事が楽しくないからといって転職する、起業するという考えまで飛躍できる人は限られていると思います。楽しくない原因は何か、どうすれば楽しくできるのか、ストレスを感じる時間をできるだけ回避しながら建設的に考えることで「楽しくない」→「楽しめる」に変えることができるかもしれません。
結婚し、子育てしている方々の多くは会社で中堅と呼ばれるポジションの方が多いと思います。仕事を多く抱え、昇進、昇給の為、仕事に集中するあまり家庭を顧みる事ができなくなっている可能性があります。最近は共働きで女性も仕事をされている家庭が多いと感じていますが、女性は妊娠、出産、家事育児に加え仕事をして家計を支えています。お互いの役割があって始めて家庭は健全に存続していると思います。お互い、何のために働いているのか、家庭にとって何が大切か、話し合う事が大切でその為には「時間」が必要です。
会社では実績に関する報告会議など週に1回、月に1回はミーティングの時間をとっています。ご自身にとって最も大切な家庭であれば尚更、このような定期的なミーティングをする時間が必要だと思います。進捗確認(最近どう~?)、問題点の洗い出し(なんで早く帰ってこれないの?、もっとデートしたい!、子供と遊んでほしい!)、目標設定(今度ここでご飯食べない?、持ち家どうする?、貯金か一部は投資して運用し学資、老後に備えないと!)など、「有限会社 ○○家」の成功の鍵を握っているのは共同経営者であるお二人です。
結婚を控えたお二人、結婚後、忙殺されている皆さんには「時間」についても考えてもらえるといいと思います。