【婚姻数と出生数】「異次元の少子化対策」について考える
成婚白書2023(IBJ)の中で、学習院大学経済学部の鈴木教授がコメントされていますが、我々は今、真剣に結婚と日本国民全体の老後の生活(年金、福祉等)について考える必要があると思います。
厚生労働省「人口動態統計(令和5年12月)」のデータでは婚姻数は戦後初の50万組を割っています。10年前の2013年では66万組程度で、年々減少しています。出生数に関しては80万人を割っています。10年前の2013年は100万人をゆうに超えていたことを考えると少子化に歯止めがかからなくなっています。
岸田内閣が今年から本格的に始動している「異次元の少子化対策」支援に関して、この支援の中身は児童手当の拡充や、育休給付金の支援、こども誰でも通園制度など、「結婚した」夫婦をを支援する内容になっています。そのような支援もあるからか結婚した夫婦の出生率は高く推移しています。
少子化に歯止めをかけるための指標として合計特殊出生率というものがありますが、この目標は2.06とされますが、現状1.26(2022年データ)と低迷しています。理由は「若者が結婚しなくなった、できない」ことに理由があると言及されてります。
婚姻数が減り、出生数が減る一方、医療の進歩で人生100年時代、シニア世代が社会全体に占める割合が高くなっています。シニアを支援する医療費や年金は現役世代がある程度負担している事を考えると、このまま若い人口が減る事は日本国民全体の老後生活に及ぼす影響は明白で、一部の富裕層以外、多くの国民が生活保護を受給する必要がでてくる可能性があります。
結婚は誰かと共に生きる幸せをつかむこと、その先に子供ができる可能性もあり生きる意味を感じられるとても素敵なものだと考えています。一方、このような側面を考えると結婚は社会全体を支える重要な事とも考えられます。自分や友人、大切な方の未来のために、早くから真剣に結婚を考えてみてはいかがでしょうか?そのサポートは「おっせっかい」集団である結婚相談所のメンバーだと考えます。宜しければお話をお聞かせください!