【ビジネス】トップ3%の人は、「これ」を必ずやっている(著者:伊庭正康;2020)

人見知りであったそうですがリクルートグループに入社後、さまざまな受賞歴を経て営業部長や、別の会社では代表取締役など歴任しビジネスにおける研修、講演など多数行われている著者が啓蒙する「フォロワーシップ」について書かれた1冊。

世の中には非常にセンスが良く、頭の回転の速いトップセールスの方が居られます。その方の出身大学、キャリアに特別な物を感じないのに圧倒的なスキルを持つ人がいます。ただ、そのような方は本当にごく稀であり、そのような方を参考にしても実践するのは難しいと思います。一般的に世の中で役職に就かれるような方々に共通の特徴として、他の人よりも多くの経験を積み、変化に向けひたすら考え続け、自分事と捉え、周りに影響を与える方々ではないかと感じています。そしてそのような方々は本書にある「フォロワーシップ」を知らず知らずのうちに実践できている人だとも思います。

言葉として「フォロワーシップ」というと上司のいいなり、ごますりのように聞こえるかもしれませんが、この考え方は将来、希望とする職務、仕事をしていきたいと思う若い方にこそ読み、理解してもらいたいと感じます。こんなに頑張っているのに何で評価してくれないのか?上司は、会社は何も分かっていない!と感情的に嘆く前に一呼吸。私も部分的にとても参考になった1冊でお勧めです!